競争の激しいグローバル市場で日本の組織が生き残るためには、最高の人材を引きつける「ふさわしい」組織文化を持つことが、かつてないほど重要になっている。PwC Strategy&における組織文化の研究組織であるKatzenbach Center*(カッツェンバック・センター)が2017~18年に行ったグローバル組織文化調査によると、日本企業の回答者80%は、人材が働く企業を選ぶ重要な要素として組織文化を挙げ(グローバル:60%)、72%の回答者は人材が組織を離れる重要な理由として組織文化を挙げている(グローバル:44%)。本稿は、日本企業における組織文化の目指す姿と現在の姿について検討し、日本企業が持つ有益でユニークな組織文化の特徴を損なうことなく、目標とする状態に到達するための具体的なアプローチを提案しようとするものである。
グローバルの調査結果については、グローバル組織文化調査のページ『Where organizational culture is headed*』をご覧ください。
こちらのレポートの英語版は、『Global Culture Survey: Managing culture change in Japanese organizations』をご覧ください。
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