【新刊紹介】DXの先を目指す企業変革の実用書「ビヨンド・デジタル―企業変革の7つの必須要件」
2022-12-05
PwCコンサルティング合同会社の戦略コンサルティングを担うStrategy& は、11月29日にダイヤモンド社より「ビヨンド・デジタル―企業変革の7つの必須要件」を発刊いたしました。本書はStrategy&がグローバルで2022年1月に発刊した「Beyond Digital」の日本語版となります。
新型コロナウイルスの感染拡大による消費者行動や労働者環境の変容、ロシアによるウクライナ侵攻を受けたグローバルサプライチェーンの混乱、急激な物価上昇など世界経済を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、その速度を加速させています。企業はこうした状況を踏まえて長期的な自社のありたい姿とあるべき姿を描き、変革し続けていく必要性に迫られています。そのためのカギは「デジタル」ですが、単なるデジタル化にとどまるのではなく、ビジネスモデルや組織ケイパビリティの変革にも注力していく必要があります。
本書ではStrategy&に在籍する2人の著者の長年にわたる徹底的な調査を基に、日本企業を含む12社がどのようにビジネスモデルを再構築し、デジタル化以上の大規模な変革をどのように実現したかを分析したうえで、共通する7つの必須要件にまとめました。大きなカテゴリー分けをすると「対外的に自社が社会や市場とどう向き合うか」、「対内的に自社をどう運営するか」、そして「経営者自身についての新しいリーダシップの在り方」です。
日本経済や企業は1990年以降、「失われた30年」と呼ばれる長いトンネルのような時代を過ごしてきました。本書はその大きな要因である「変革の遅れ」を巻き返し、デジタル化の先へと導くロードマップと言えます。
本書で事例を紹介している12社
フィリップス、日立、タイタン、イーライリリー、シティグループ、アドビ、コマツ、ハネウェル、マイクロソフト、クリーブランド・クリニック、インディテックス、STCペイ
目次
第1章 自社の未来を形作る
第2章 世界における自社の立ち位置を再構想する
第3章 エコシステムを作り上げて価値を創出する
第4章 顧客に関する専有的知見を体系的に構築する
第5章 成果指向の組織にする
第6章 リーダーシップチームの焦点を反転させる
第7章 従業員との社会的契約を再定義する
第8章 自身のリーダーシップのアプローチを創造的に破壊する
第9章 成功に向けて加速する
書籍情報
書名 |
ビヨンド・デジタル―企業変革の7つの必須要件 |
出版社 |
ダイヤモンド社 |
定価 |
2,420円（本体2,200円＋税10％） |
著者 |
ポール・レインワンド、マハデバ・マット・マニ |
訳者 |
PwC Strategy& |
仕様 |
四六判並製、408ページ |
発行日 |
2022年11月29日 |
